「日本人唯一のプロクター医師在籍」
「日本最高の左心耳チームの存在」

経皮的左心耳閉鎖術(LAAC)とは

心房細動の合併症である心原性脳塞栓症は機能予後、生命予後ともに脳梗塞の中でも最も悪い病型であり、心房細動の有病率と同様に加齢と共に増加傾向にあります。現在の日常臨床では、心原性脳塞栓症予防として抗凝固療法が標準療法であり、有効性が示されています。
一方で、抗凝固療法のリスクとして出血性副作用が問題となります。脳出血や消化管出血等の致命的なものから鼻出血や血尿、皮下出血等患者さんのQOLを低下させるものまでさまざま挙げられます。
心原性脳塞栓症の原因となる心内血栓の90%以上は、左心耳といわれる場所に形成され、この血栓が血流に乗り脳へ運ばれることで脳梗塞が発症します。左心耳閉鎖デバイスはこの左心耳を塞ぐことで血栓の形成と脳塞栓症を予防するという発想から生まれた治療方法で、左心耳がデバイスにより完全に塞がれた後は、抗凝固療法の継続は必要ありません。2002年に初めて世界でこの治療が開始されて以来、デバイスの改良や治療方法の改良を経て安全性と有効性が確立され、多くの臨床試験で抗凝固療法(ワルファリン)に対する非劣性が示され、出血リスクの大幅な軽減や脳卒中発症において優れた効果をしめしています。
日本国内では、2017年から国内臨床試験が行われました。治療手技時の合併症もなく、治療後のフォローアップでも有効性と安全性が認められ、2019年2月に薬事承認を取得し、2019年9月からは保険資料として左心耳閉鎖治療は開始されております。

対象

心房細動と診断された患者様のうち、心原性脳梗塞の発症リスクが高く抗凝固療法が必要であるものの、出血性リスクが高く抗凝固療法の継続が困難な患者様が対象となります。
具体的には、脳梗塞発症リスクCHA2DS2-VASCスコア(心不全、高血圧、糖尿病、脳梗塞の既往、血管疾患の既往、年齢や性別等)、出血性リスクHAS-BLEDスコア(高血圧、肝腎機能、脳卒中既往、出血傾向、年齢、服薬歴等)などで評価します。
詳しくはかかりつけの医師にお尋ねください。
現在抗凝固薬を内服継続中で、過去に出血イベント発症のある患者さん、出血リスクの高い患者さんは対象となる可能性があります。

国内実績

本邦では2017年から国内臨床試験が行われ、国内10施設が参加し54名の患者さんにデバイスの植え込みが行われました。
海外でこれまで培われてきた多くの知見を生かし取り入れることで治療手技成功率は100%、治療関連の合併症はありませんでした。治療後のフォローアップでは身体障害に影響を及ぼす心原性脳塞栓症などの発生はなく有効性と安全性が認められています。この結果を受け、2019年2月に薬事承認を取得し、2019年9月からは保険診療として左心耳閉鎖治療が開始されました。

当院実績

当院では心房細動を原因とする心原性脳塞栓症発症の予防は非常に重要なテーマと考え、左心耳閉鎖治療に関し準備を行ってきました。
この治療のターゲットとなる左心耳は未知の部分が多く、解剖学や機能、容積や形態学的特徴に関する研究を国内でも先進的に進め、さまざまな情報を国内外へ発信してきました。
国内臨床試験にも参加しています。
米国で左心耳閉鎖治療を学び、臨床試験、保険診療開始後を通じ国内で唯一術者指導医(プロクター)の資格を持つ中島医師が在籍し、2019年9月の保険診療開始に合わせ、いち早くの治療開始を可能にしております。
また予防的治療である本治療において、より高い安全性と確実性を高め患者さんの負担を軽減する目的で、CTを用いた独自の術前左心耳解析ソフトウェアを岩手県立大学と共同開発し実臨床に役立てています。

当院実績

治療実績

当院では心房細動を原因とする心原性脳塞栓症発症の予防は非常に重要なテーマと考え、左心耳閉鎖治療に関し準備を行ってきました。当院の中島医師は、米国で左心耳閉鎖治療を学び、臨床試験、保険診療開始後を通じ国内で唯一術者指導医(プロクター)の資格を有しております。このことから、当院では2019年9月の保険診療開始に合わせ、国内でも早い段階で本治療を開始することができました。

研究実績

この治療のターゲットとなる左心耳は未知の部分が多く、解剖学や機能、容積や形態学的特徴に関する研究を国内でも先進的に進め、さまざまな情報を国内外へ発信してきました。また、国内臨床試験にも参加しています。
また予防的治療である本治療において、より高い安全性と確実性を高め患者さんの負担を軽減する目的で、CTを用いた独自の術前左心耳解析ソフトウェアを岩手県立大学と共同開発し実臨床に役立てています。

適応について

適応チャート

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最終的な判断は左心耳チームのカンファレンスで決めています。
日本最高の左心耳チームが、患者さんにとっての最善の治療を提供できるように判断しております。
患者さんが毎日健やかに過ごすことができるようにお手伝いできれば、と考えております。

適応患者さんの紹介について

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・内丸メディカルセンター

火曜日二宮(AM)
木曜日森野(AM)

・附属病院(矢巾)

月曜日熊谷(AM)
芳沢礼(AM/PM)
水曜日中島(AM/PM)

治療の流れ

・治療スケジュール例

入院治療当日術後検査退院

3泊4日で「1回限り」の脳卒中予防が可能です。